考えないヒント
『考えないヒント』 小山薫堂著
本来、仕事はイコール「仕える事」。
しかし、著者は自分がやりたいからやっているのであり、誰かに仕えてやっていないと言う。
「自分がしたいこと」、つまり「志事」や「私事」である。
また、新しい仕事をする際は次の3つのことを考えている。
1、「それは誰かがやっていないか。すでのほかの人が同じようなことをやっているのではないか」ということ。
2、「それは誰を幸せにするのか」。
3、「それは自分にとって面白いか」。
この中でも「それは誰を幸せにするのか」というのは特に大切だと考えている。
アイディアの種の話では、次の2つは最高だった!
◆ピエール・クンツという時計師が作った「キュピドン」
秒針が3つある。
〇〜二十秒はPASSIONNEMENT
二十一〜四十秒はA LAFOLIE
四十一〜〇秒まではBEAUCOUP
秒針がどの位置を指しているかで恋占いが出来る。
日本でいう花占いで「好き、きらい、好き、きらい」という感じ。
これがフランスでは「情熱的に好き(PASSIONNEMENT)、狂ってしまいそうなほど好き(A LAFOLIE)、とても好き(BEAUCOUP)となる!
◆REUGE MUSICの「シンキングバード」
※小樽オルゴール堂で購入
中国の皇帝が自分の鳥に美しい鳴き声を練習させるために生まれたもの。
箱の横についている小さな突起を押すと蓋が開いて小さい鳥が出てくる。
回転しながら「ピュ、ピュ、ピュ、ピュ、ピュ、ピュ」って鳴いたあと、蓋がパタンと閉まる。
最後に、人との出会いが重要。
いつも一つのことだけに集中する、すぐにビジネスに結びつける、締め切りは必ず守る、思いついたことは必ずメモする、オンとオフはしっかり分ける・・・では、突き抜けたアイデアは生まれないそうだ!