オスカー・ワイルドに学ぶ人生の教訓
『オスカー・ワイルドに学ぶ人生の教訓』 グレース宮田著
「はじめに」を読んだ瞬間、これは自分のことだと思った。
何か、違う。
楽しそうに盛り上がっている人たちの中で、ああ、自分はなじめない、と違和感を抱いてしまうことはありませんか。
あるいは、組織の溶け込むように強いられ、なんだか居心地が悪いなと思いつつ、他人に対し、醒めた目でどこか優越感を抱いていることはありませんか。
あなたが感じているのは、フランスの詩人、ポール・ヴェルレールの「選ばれてあることの恍惚と不安」ともいえるでしょう。
まわりに自分を合わせる必要はありません。
傍若無人な人たちが大手を振って歩く世界にわざわざ溶け込む必要もありません。
>そして、著者はオスカー・ワイルドを紹介する
オスカー・ワイルドは、「個」がいかに生きるか、ということに対して、多くを教えてくれる天才です。いわゆる「常識」にとらわれないワイルドの言葉にう触れると、自分は自分でいいんだ、みんなと違う感じ方でもいいんだと、生きる勇気が沸いてくることでしょう。
彼のメッセージは、どれも奥が深いです!