大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン


『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』 カーマイン・ガロ著

初めて買ったPCはマッキントッシュだった。
今、この本と出合えたのは偶然ではないだろう。

そして、一番惹かれた箇所をじっくり書き綴りたい。

アリストテレスの人を説得する方法
スティーブ・ジョブズのプレゼンは、大昔にアリストテレスが考案した、人を説得する5ステップを満足している。
1、聞き手の注意を引くストーリーやメッセージを提出する。
2、解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提出する。
3、提出した問題に対する解答を提出する。
4、提出した解答で得られるメリットを、具体的に記述する。
5、行動を呼びかける。ジョブズの場合は、「今すぐこれを買ってくれ」といったところだろう。

※プレゼンの対象が自分ではなく、聴衆である例。
「何かお探しですか?」
「ああ、ノートパソコンなんだけどね。速くて軽いヤツ。DVDもついていてほしいな」
「当店では、サクサクと動く小型ノートパソコンを豊富に取り揃えております。お客さんにぴったりの品が必ずあるはずです。インテルのコア2デュオを搭載したパソコンはご検討になられたでしょうか」
「いや、いまのところは・・・何なの、それ?」
「マイクロプロセッサーというのは、コンピューターの頭脳のようなものです。インテルのこのチップの場合、1台のコンピューターに頭脳が2つあることになります。そのため、遊びと仕事を同時にいろいろこなせるのです。たとえば、ウィルススキャンをしながら音楽をダウンロードしても、動きがにぶることはありません。仕事用のソフトもさっと起動しますし、複数の文章を開いて作業することもできます。DVDの再生もぐっとスムーズになります。しかも、バッテリーのもちもとてもいいのです。表示もとてもきれいですよ」
「それはすごいな、ちょっと見せてくれる?」