大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

一勝九敗


『一勝九敗』
柳井正

会社組織というのは、優秀な人がいるだけで成長するわけではない。構成員全体のバランスが大事だと思う。優秀な人も必要だし、そうでない人も必要だ。バランスがとれていて、初めて成長するものだ。全員が組織全体の目標を共有化していて、しかも自立しながらも仕事をしないと成長しない。

聖書の言葉に「狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その道は広く、これより入るもの多し」というのがある。門が広いと、入ろうとする人が多く、過当競争でダメになる。誰もが考えることなので評価されにくい。「これは難しそうだ」と果敢にチャレンジして、そこで活路を見出す。目標に到達するには、「狭き門」のほうが近道であることのほうが多いのである。