大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

キズナのマーケティング


『キズナのマーケティング』 池田紀行著

何事も自分でやってみないと解らない。
著者の一番言いたいことは、これだと思った。
ソーシャルも自分で体験しないで、何が解るというのだろう!

以下、気になったメモ
・商品サービスに関する情報や、情報の入手先が増えたことから、いままで気づかなかった選択肢に気づくようになった。しかし、人間は「選択肢が増えると選べなくなる」という習性を持っている。

・メーカーでれば商品力を上げる商品開発政策を、サービス業であればサービス品質を向上させたり顧客満足度を向上させる施策が、最重要課題である。
商品丸裸時代では、本物だけが生き残るのである。

ソーシャルメディアマーケティングは「現実社会の人間づくり」と同じ
大切なことは、あなたが逆の立場だったら、「どんなときに、どんな場所で、どんなことをされたら嬉しいだろうか?」もしくは、「どんなときに、どんな場所で、どんなことをされたらウザいだろうか?」ということを考えればいいだけ。

・アドボカシー型の施策類型
1、仲良くなりたい人がたくさんいる場所に出掛けていく(ミクシィフェイスブックの活用)
2、仲良くなりたい人が喜んで遊びにきてくれる場所を提供する(施策型ソーシャルメディアの開発・運用)
3、自分が考えていることを伝え、対話する(企業ブログ)
4、等身大で会話する(ツイッター活用)

・広げる仕掛けの設定は、Low-Atttention状態の身になって、冷静に企画の実現性をチェックしよう。

・すべての広告手法や施策は、「何が一番効果的(もしくは効率的)か」ではなく、それぞれ役割が違う。

リスティング広告は、消費者の自主的な「検索行為」がされたうえで表示させる広告なので、コンバージョンレートが高く、コスト効率が良い。でも、検索数が限られているので、顧客の数を増やしたいと思うと、必然的にリーチが足りなくなる。

ヤフーなMSNのようなポータルサイトや、アサヒコムのようなニュースサイトでのバナー広告を出稿することになるわけだけど、こちらはリーチが稼げる代わりに、ターゲティングの精度はリスティングに比べると低くなる。

ソーシャルメディアマーケティングの主な展開場所としてのブログやツイッターを、自ら書いていない。ミクシィもやったことがない。タンブラー(Tumblr:自分のお気に入り文章や画像・動画を簡単に投稿して、自分だけのお気に入りを作っていけるミニブログのようなサービス)なんて聞いたこともない。フリッカーFlickr:画像共有サイト)?何それ。はてなブックマークソーシャルブックマーク)?意味ワカンネ。なのだ。

ソーシャルメディアを使ってみて下さい。「見る・読む」から「書く・参加する」に変えてみて下さい。そこには、1000回以上の「なるほど、そういうことだったのか!」という気づきがあると思います。
ブログを開設したら、ぜひ僕のブログにコメントをください。そして、ツイッターを始めたら、ぜひツイッター上で僕に話しかけてください。

ブログ:http://www.ikedanoriyuki.jp/
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