大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

僕の「天職」は7000人のキャラバンになった


『僕の「天職」は7000人のキャラバンになった』 ジョン・ウッド著

「いまの同僚がどんなに優秀で、社内水準が高いとしても、その水準に届かない人を雇ってはいけない。必ず負の連鎖反応が起こる」

エリンはゴールドマン・サックスユニリーバで経験を積んだ。どちらもマイクロソフトと同じように、自分たちにふさわしい人材の採用を重視する企業だ。エリンと僕はその姿勢を、組織の基盤づくりの指針に加えた。新しく雇った一人は次の10人の採用いにかかわり、その10人が次の100人の採用にかかわる。池に石を投げるとさざ波が広がるように、同心円で影響が広がりつづける。二流の人材を採用したら、その人が二流の人材を採用する。適切な人をバスに乗せれば(これも組織マネジメントのバイブル『ビジョナリーカンパニー』の教えだ)、組織の核となる価値を失わずに、質を維持したまま拡大できるのだ。