大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

あたらしい働き方


『あたらしい働き方』 本田直之

・政権が代わり、日本の株価も上がっていますが、多くの会社がこの10年で過去最高益を出していることは意外に知られていません。あのバブル時代よりも、会社は儲かっているのです。
 ところが、社員の平均年収はどんどん下がっていました。結局、労働者の給料を下げて、利益を上げてきた、ということなのです。

・もうすでに人は数字で動かない時代が来ているのかもしれません。もとより、アップルのiPhoneのような画期的な製品にしても、あれが売り上げを求め、売り上げ目標を達成するために生まれたとはとても思えません。
 数字達成のための仕事になってしまうと、無理をしたりズルが起きたり可能性もあります。社員をどうモチベートするか、必要なスタイルが変わってきているのです。数字を上げればボーナスが上がる、というナビゲートの仕方ではなく、いいものを作って世の中を変えよう、というナビゲートにこそ反応する。そんな時代がもう来ているのではないか、と思うのです。