大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

英雄の書


『英雄の書』 黒川伊保子

思春期に、そつなく生きて、「失敗」を回避してしまうと、「自分らしさ」を見失ってしまう。
自分の人生を生きられないから、人生が他人事になる。経営者から見たら、「自分の人生が他人事」の若者は、のれんに腕押し、糠に釘。好奇心はないし、集中力はないし、忍耐力がない。何年も会社にいて、命題一つ、自分で生み出せない。

母親が、子どもの失敗に対し、「だから言ったじゃないの」ではなく、「母さんも、もう少し○○してあげればよかったね」と声を掛けることができたら、子どももそうなる。母親の失敗に、「僕も、こうしてあげればよかった」と言うようになる。それは、将来の口癖となり、英雄を創る。本当です。