
『会社人生、五十路の壁 サラリーマンの分岐点』 江上剛著
正直、大企業の社員向けに書かれていることが多く、あまり参考にならなかった。
せっかく独立するなら自分がやりたいこと、サラリーマン時代にやりたくてもやれなかったこと、例えば、上司に反対されて実現しなかった製品アイデア、プロジェクトなどをやりなさいということだ。
私が言いたいことは、自分がやってきたことに自信を持たねば、副業といえども成功しないといことだ。
何事も自分の中から聞こえる声に耳を傾け、自分の中から沸き起こるエネルギーを掬い上げることが大事なのだ。
安易な道を行くな。「狭き門より入れ。滅びに至る門は大きく、その路は広く、これより入る者多し。いのちに至る門は狭く、その路は細く、これを見出す者は少ない」と新約聖書の「マタイによる福音書」にもある。
たとえ副業といえども、狭き門から入る覚悟が必要なのだ。いろいろ経験を積み重ねてきた50代の今こそ、その準備にかかり、実行に移す絶好の機会だろう。人生に無駄なものなし、これは真実だ。