大人のたしなみ blog

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伸びる子どもは○○がすごい

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伸びる子どもは○○がすごい 榎本博明(著)

親の同情を引けばわがままをとおせるのだと子どもに思わせないように注意することです。

 自分から知りたい、わかりたい、できるようになりたいと思う前から、わけもわからずに知識を与えられ、スキルを教えられ、覚えさせられる。そのような形の早期教育は、学ぶ意欲の向上に結び付くとは考えられない。大切なのは、知りたい、わかりたい、できるようになりたいと思う心、そう思ったときに自ら積極的に積極的に調べたり学んだりする意欲である。

 親があまり先回りしすぎずに、子どもが失敗してもいいから自分で考えてものごとに取り組むような環境にすることが大切ということ。その際、自分で考えて動くことで、たとえ失敗しても、それを恐れる必要はない、失敗から学ぶことも多いということを教えることも大切です。
 また、子どもは未熟だし、能率が悪かったり建設的な方向になかなか動き出さなかったりしてもどかしく思うこともあるものだが、あえて指示を減らして、本人がやりたいように自由に漂わすことも大切である。
 そこで親に求められるのは待つ力である。
 大人の世界は効率性の原理で動いているようなことがある。だが、そうした効率性の原理に則って動いているうちに、仕事がパターン化しがちである。仕事をパターン化するのは効率性をあげるためのコツではあるが、それによって創造性は枯渇していく。子どものうちはものごとを型にはめるのではなく、いろんな方向から考えたり、いろんなやり方を試行錯誤したりして、創造性を発揮することが大切である。
 そのためにも親としてはできるだけ口出しせずに本人の自発的な動きを見守る姿勢が求められる。