大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

マイクロソフトでは出会えなかった天職


『マイクロソフトでは出会えなかった天職』 ジョン ウッド著

ブックナビ忘年会で隣に座っていた社長に勧められた本。
書店で探しても見つからなかったのを、彼女がアマゾンで購入して貸してくれた。
感謝!

この本で感銘を受けたのは4点。

1、融資者に成果を報告する
お金を融資する人は、お金が何に使われているか解らないことが多い。
ジョンは、具体的にどのような成果を生んだかをきちんと報告していた。
それによって、多くの融資を得ることが出来た。

2、マイクロソフト時代の上司スティーブ・バルマーとのやりとり
・結果重視の姿勢
・個人攻撃をしてはいけないが、アイディアは攻撃していい
・すべては数字に置き換える
・部下に対する忠誠心
特に、ボストンマラソンの記録をスティーブから聞く件は感動的。
自分が部下だったら、飛び上がって喜ぶだろうと容易に想像出来た。

3、いい人材を見つけたら金を出して雇うこと。
これも、彼がマイクロソフトで学んだこと。
いい人材は、それ以上の見返りをもたらしてくれるからだ。

4、考えることに時間をかけすぎず、飛び込んでみること。
ゆっくり着実に進むことが本当に重要なときもある。
でも、よりよい世界をつくるためにやるべきことがあるときは、障害を気にしてばかりもいられない。
許可も求める必要もない。とにかく飛び込むのだ。
否定的な意見にやる気を奪われる前に。

ほかにも、勉強になるエピソードがたくさんあった。
教えてくれた社長が、会社経営の上で大きなヒントになったというのも解る気がした。