大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

ニコニコ哲学ー川上量生の胸のうち


『ニコニコ哲学ー川上量生の胸のうち』 川上量生

完全なる企業PRの一冊だった。

・参入障壁があって、数が少ないっていうのは重要です。そして限られた人の中で、ピラミッドができる構造が必要なんです。ピラミッドが形成されて、上のほうにいくと落ちにくいという仕組み、それがないと、ピラミッドを管理しているプラットフォーマーに対して、クリエイターが弱くなる。プラットフォーマーにとって、一番いいのは、突出したクリエイターがいなくて、取り替えられる消耗品としてのクリエイターがたくさんいるという状態です。

・ピラミッドの上にいて、ブランドがたまると、プラットフォームに対して交渉できるようになりますよね。そういうクリエイターが現れない仕組みになっていると、プラットフォーマーに搾取されやすい構造になるんです。