大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

明日のコミュニケーション


『明日のコミュニケーション』 佐藤尚之

生活者同士のやりとりが発生するソーシャルメディアに関しては、やりとりを体験し、生活者がこのプラットフォーム上でどう動くかを肌感覚で理解し、そのうえでコミュニケーションを設計していかないと、生活者実感からズレた企画になっていく。

新・生活者消費行動モデル概念
Sympathize(共感する)⇒Identify(確認する)⇒Partticipate(参加する)⇒Share&Spread(共有・拡散する)

発信元の共感を築くには「話術」だけでなく「中身」が大切
共感や信頼は長い時間をかけて築かれる。そのひとのいままでの行動(経歴や実績)やこれからの行動や方向性(ミッションや志)、そして行動するときの態度(人への誠意や社会への関わり方)などから総合的に推し量られる。
企業(もしくはブランド)もそれと同じだ。

長期間努力をして発信元への共感を築いたとしても、従業員の感情の動きをおろそかにしている企業は、それが無になってしまう可能性が高い、ということだ。
これは意外と大きなポイントだ。