大人のたしなみ blog

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会社にお金が残らない本当の理由


『会社にお金が残らない本当の理由』 岡本吏郎著

心に引っ掛かった点の多い一冊だった。
以下、読書メモ。

・「いい人」ほど儲かっていない!
やはり綺麗ごとだけでは物事はうまく運びません。「いい人」と言われるように生きることは人の価値観で生きることです。そして、それは自分の頭で考えないことになるからです。

・ビジネスを拡大する方法は三つしかない
1、お客の数を増やす
2、お客一人についての平均の販売数量を増やす
3、お客が再来して購入する回数を増やす
この三つを同時にやる

・「お客の数を増やす」は三つの要素に分解できる。
a、チラシなどにより集客を増やす
b、買ってもらうお客の数を増やす
c、そのお客についての平均販売数量を増やす
a〜c全てのバランスがよくできてないと結果は出ません。

・戦略なきままの安売りをするぐらいならビジネス自体を辞めればいい。
そして、自分の商品やサービスに高い根付けができないのは、単に自社の提供物に自信がないことの表れでしかありません。
中小企業の明暗はほとんどがここで尽きます。
企業業績を決めている要は価格です。

・自分のフィールドだけで勝負を続けるのが勝つコツです。
リスクとは、あなたが100%理解できていないところでお金を使うことで起きます。

・とにかくリスクを負わない。これが生きていく上で重要な戦略の一つです。
そして、リスクを最小限にすることは経営での重要な戦略の一つです。

・今は複数の会社を持っていても、それを解決する方法はたくさんある。
先に、会社を複数持つという視点から言いましたが、一つの会社で複数のビジネスを持つのも悪くない。
要は、一つのビジネスを大きくするという発想はそろそろやめにした方がいいということです。