大人のたしなみ blog

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たった1人に伝わると大勢が感動するGIFTの法則


『たった1人に伝わると大勢が感動するGIFTの法則』 平野秀典著

・自社(自分)という「一人称」ではなく、不特定多数の顧客(読者)という「三人称」でもなく、たった1人の大切な人へ意識を向けた結果、自社(自分)という枠を超えた広がりを持ち、可能性を開花させているのです。
優れた事業やヒット商品の多くは、始まりは「二人称」だったのではないかという仮説を現在検証中です。

・マネジメントの神様と言われた、ピーター・ドラッカー博士が13歳のとき、宗教の先生が教室を歩きながら問いかけました。
「何によって覚えられたいかね」
答えられなかった皆に向かって、先生は笑いながら言いました。
「今答えられるとは思わない。でも、50歳になっても答えられなければ、人生を無駄にしたことになるよ」

ドラッガー博士の究極の質問と言われる「何によって覚えられたいか」は、表現力の第二の原則「Impact 記憶に沁み込む」の重要なテーマでもあります。

・サプライズ的な感動を演出するのであれば、仕掛け側の一人称の自己満足ではなく、喜ばせたい人の視点から見えるシーンをどれだけイメージできるかが重要である。