大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント


『悪人の作った会社はなぜ伸びるのか? 人事のプロによる逆説のマネジメント』 曽和利光

 社会人は、社会に対してどんな貢献的行動を取っているかで評価すべきです。かの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーも「年をとるにつれて人が言うことには以前ほど注意を払わなくなった。人の行動をただじっと見ることにしている」と言っています。

 もし何かみなさんの周りで、「おや?」と不信感を持つことがあった時に、すぐ「裏切られた」と思うのではなく、「何かあったに違いない」「何かのマ間違いだろう」と思ってみてはいかがでしょうか。人は疑われれば不快に思い、「そんなに思われるなら、そうしてやろう」と思うことがあります。一方、信じてくれた人には応えたいという人は大勢いるのではないでしょうか。「袖振り合うも他生の縁」と言います。縁あって仲間となった人たちをきちんと信じてみることで、ほとんどの事態は好転すると私は信じています。