
『ウルトラマンと「正義」の話をしよう』 神谷和宏著
ウルトラマン世代の自分には、楽しく読めた。
著者は中学校の先生だが、ウルトラマンを題材に授業とは羨ましい。
子供だったら、お金を払ってでも受けてみたい。
サンデル教授の正義の話もいいが、ウルトラマンで正義の話も悪くない。
なぜなら、ウルトラマンは正義の味方だからだ。
中でも、最終回の考察は鋭かった。
シリーズ共通の最終回メッセージは「ウルトラマンに頼らない」こと。
では、どうすればいいのか?
それは「自分自身がヒーローになること」
これが、健全なヒーローのありかただと脚本家の市川森一も言っている。