
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』 見城徹著/藤田晋著
久しぶりに本当に面白い本を読んだ。
1つのテーマに対して、2人が意見を述べる形式も良かった。
心に響いたコメントも多かったが、特に響いた内容をメモする。
・ネットでは既存のものより、も際立って優れているか、まだ誰も提供していないものでなければ存在意義がありません。“最高”か“最速”しか生き残れないと思っている。(藤田晋)
・相手の心を掴むためには、まずは相手のことを知り、そこをとば口にしなければならない。
自分ではなく、相手のことを言う。これが難攻不落の相手とコミュニケーションを取る基本である。(見城徹)
・要はハッとさせられるような一言が言えるか。それも自分ではなく、相手のことで。
仕事で会う相手も基本は同じです。(藤田晋)
・「この世にあらざるもの」とは、日常性を突き抜けたところで、オリジナリティを獲得した極端なものである。大衆はそれにどうしょうもなく惹きつけられる。
「この世にあらざるもの」をどう作るか。これを常に考えていけば、たいていのエンターテイメント・ビジネスは上手くいくだろう。(見城徹)