大人のたしなみ blog

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働き方5.0: これからの世界をつくる仲間たちへ

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働き方5.0: これからの世界をつくる仲間たちへ 落合陽一著

 いまの小中学生が将来「コンピュータに駆逐されない自律的な仕事」をできるようになるにはは、何でも水準以上にこなせるジェネラリストではなく、専門性を持つスペシャリストになることが必要だと私は考えてます。

「その新しい価値がいまの世界にある価値を変えていく理由に、文脈がつくか」「せれに対してどれくらい造詣が深いか」が大切だということです。
・それによって誰が幸せになるのか。
・なぜいま、その問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか。
・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか。
・どこに行けばそれはできるのか。
・実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいものか。
この5つにまともに答えられれば、そのテーマには価値があります。これを説明できるということは文脈で語れる=有用性を言語化できるということであり、他人にも価値になる可能性があります。この本で伝えたいのは主にここです。

 大人から「好きなことを見つけろ」「やりたいことを探せ」と言われると、「自分は何が好きなんだろう」と自分の内面に目を向ける人が多いでしょう。そこからいわゆる「自分探しの旅」のようなものが始まるわけですが、これは袋小路に行き当たってしまうことが少なくありません。
 しかし、「自分が解決したいと思う小さい問題を探せ」と言われたら、どうでしょう。意識は外の世界に向かうはずです。そうやって探したときに、なぜか自分には気になって仕方がない問題があれば、それが「好きなこと」「やりたいこと」ではないでしょうか。