大人のたしなみ blog

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プラットフォーム戦略


『プラットフォーム戦略』 平野敦士カール/アンドレイ・ハギウ著

プラットフォームを作り出すことがいかに大切かが良く解った。
コンテンツ会社に勤める自分には参考にある事例が多かった。

特に、下記の項目
ソーシャルメディアでのアプリケーションはなぜ儲からないのか」

これに対する対応策が4つ
1、自社単独、もしくは他社と組んで交渉力をもち、プラットフォーマーに条件をつけて排他的に参加する。あるいは最低販売価格の設定やコンテンツの売り切りによる収益確保など特別な待遇を要求する。さらには別途プラットフォームを立ち上げる。

2、プラットフォームの中にプラットフォームを構築する。あるいは一部の機能だけを利用するような交渉を行う。

3、短時間かつ低コストのアプリケーション作成のために、社員の個人の活動を認める代わりに一部を会社がレベニューシェアする。あるいは、さまざまな簡易アプリケーションを数多く出して、たまたまヒットするものを期待する。

4、ゴールドラッシュの際にジーンズ会社であるリーバイスが儲けたように、アプリケーションを作りたい会社から収益をあげるモデルを作る。たとえばプラットフォーム間を越えてアプリケーションの作成が容易になるようなサービスを提供する、よいコンテンツかどうかの格付けを行うサービスを提供する。