大人のたしなみ blog

映画、読書、旅日記をつれずれなるままに

おとなの進路教室


『おとなの進路教室』 山田ズーニー

大阪には2冊本を持って行ったが、ほとんど読めなかった。
これでは、行けないと伊丹空港から自宅に帰るまでに読破した。

山田ズーニーさんの本は、かなり昔に「小論文教室」を読んで感銘を受けた記憶がある。
今回の2箇所、心惹かれた箇所がった。

1、船頭さんは行き先をはっきり示さなければならない
「私ども編集部は、いまの社会と読者の高校生をこのようにとらえています。そして、今回のテーマはこう分析します。そこで、今回の特集ですが、読んだ高校生に、こうなってもらうことを目指します。その根拠となる資料はこれこれです」
と、戦略を語り、メンバーから絶賛され・・・、となればいいけど、いきなりできるわけがない。
私に出来ることは、それでも戦略を打ち出して、そして、たたかれることだった。
(・・・中略・・・)
でも、たたかれ、引っくり返されても、ゴールを文章ではっきり示すことで、メンバーも、それをたたきやすくなり、行き先を共有しやすくなった。

2、「職業名」×「テーマ」×「実現したい世界観」
例)山田ズーニーの場合
私の就職活動の場合には、「職業名」だけがあった。つまり、「編集者になる。後にも先にも、この思い込みだけで、「なりたい職業」×「マイテーマ」×「実現したい世界観」=「編集者」×「考えてない」×「なにそれ?」、これで、よく社会に出られたものである。
それが、教育系の企業に入ることで「テーマ=教育」が与えられ、10年するうちに「実現したい教育の世界観」が育っていった。
これが、マグマのようにつきあげていたから、33歳のとき、形にして、仕事につなげて、人に通じさせるまで、産みの苦しみを味わったんだと思う。あそこまで産まなかったら、編集の仕事がいやになっていただろうか?

例)自分の場合
マイテーマは女、女性を扱うor女性にモテルはかなり前からのテーマとしてあった。
アダルト業界に流れたのは必然だったと思う。
時代の流れもあってか、現在はWebディレクターをやっている。
実現したい世界観で言うと、今はアダルトだけに拘ってはいない。

いままでは、自分と同じくモテナイ男たちに向けて、女性という商材を売ってきたので、必然的にアダルト業界で仕事をしてきた。
今は、少しモテ時期に入ってきたので、次のステップに移ろうと考えている。
しかし、女性をテーマにする仕事は続けていこうと思っている。

とにかく、今ある企画をブラッシュアップして新しいビジネスに挑戦したい!