妻のトリセツ
『妻のトリセツ』 黒川伊保子著
なかなか興味深く読ませてもらった。
・女の会話の目的は共感
・妻と子どもが対立する原因のほとんどは、子どもの側の怠惰を戒めたり、欲望を制御することに端を発していて、妻が正論であることが多い。しかし、日頃から妻の小言に辟易していた夫は、つい子どもに「おまえの気持ちもわかるよ」などと言ってしまいたくなる。子どもが、一人前の妻の言い分の矛盾点などを突いたりして、小気味よいと感じることさえあるはずだ。
しかし、妻を侮辱する夫の対応は、娘の未来を幸せにしないし、息子の将来にも影を落としてします。
・父親がやるげきことは、妻がもめていたら、どちらの言い分が正しいかをジヤッジすることではない。「どちらが正しいかは関係ない。お母さんを侮辱した時点で、おまえの負けだ」と娘に告げることだ。
娘はどんなに反発しても母親を大切にする父親を嫌うことはない。むしろ、父親の頼もしさを強さを知ることになる。